通勤ラッシュの電車で突然に悪寒・四肢の痛み・頭痛・発熱、さらには腹痛に襲われ、立ち眩むわたし。
親切な紳士に助けてもらい、休みやすみ、何とか会社へ辿り着いたものの。
日曜の定期メンテナンス作業(大規模なサービス移行に伴う深夜作業)を控え、仕事が山積み。
1つひとつ片付けながら、様子をみて医務室にゆかねば。
と思うのですが、次々と仕事は生まれ、重要なミーティングも複数控えており、なかなか抜け出せない。
加えて、今月末で上期の締めなので追い込みで皆忙しく、超多忙のリーダーに「具合が悪い」とどうしても言えなくって。
わたしが構わなきゃ、誰が構ってやれるんだ(わたしの身体)?
と思いつつ、限界まで我慢。
昼休みにやっとの思いで医務室へ。
ふらふら。
医務室の扉には【昼食中・外出中】の札が...うそー。
昼休み後には作業手順等のミーティングを控えているので、今しか時間が無いんです...うう。
開かない扉の前で立ち尽くしていたら、通りかかった業者さんがわたしの代わりにしつこく扉を叩いてくれて、会議中にも関わらず、入室させてくれました。
簡単に症状を説明し、ベットに横たわると、安心しきって眠りに落ちました。
すとん。
「...苔さん、苔さん」
どれくらい眠っていたのか、リーダーの声で目覚め。
昼休み終了前で、「すみません」と起きると、「休んでいていいよ、無理しないで」と。
「この忙しい時期に甘えんな!」と叱られると構えていたのですが、思わぬ優しい言葉にほろり。
ほろり。
午後からは仕事に戻ろうと思っていたのですが、体温を測るとかなりの高温なのに驚いてしまい、早退してお医者にゆくことに。
何があっても定期メンテは休めないし、今で体調を整えなくちゃ。
「悪い風邪に罹ったのだろう」と思っていたら、診療してもらったところ、なんと胃腸炎でした。
急激な寒気と高揚感の繰り返し、指先の痺れ等の不安も解り易く説明してもらって、少し安心しました。
「日曜に休めないお仕事がある」と相談したら、「じゃあばちっと治しましょう、ばちっと!」と頼もしいお言葉。
だいぶ待たされたけれど、来てよかった。
ほっと安心。
帰宅して、お薬飲んで、うつらうつら...目覚めると土曜の朝、午前4時。
なんて中途半端な時間。
食料も体温計も無いし、陽が昇ったら買出しに出掛けなきゃ。
それにしても、トキオでひとりで暮らすのがこんなに心細いものだとは。
点けっぱなしの灯りが煌々と、やけに侘しくて。
かえるのおさむによしよししてもらいながら、あまりの淋しさにうさぎのようになるわたし。
生活を整えてきちんと体調管理しなきゃ。
迷惑を掛けた会社と、ほったらかしの身体にごめんなさい。
わたしの身体、もっとあいしてあげようね。