なつこ。

ケロンパ

2006年04月19日 01:39

ずっと会えなかったひとに逢いにゆきました。
同じ夢を追っていたわたしたちはすごく仲がよくって、毎日まいにち色々な話をしました。
そのうち、或る出来事が起こり、わたしたちの密な仲にも亀裂が出来ました。
当時のわたしたちは歩み寄ることが出来なくて、すごくだいすきだったのに、連絡と共に関係をを絶ってしまって。
でも、ずっとずっと気になって、気になっていて。
しっかりして、今より自分のことがすきになれたら、その時こそ彼女に逢いにゆこうと決めていました。


思い切って彼女の職場に電話を掛けて、お休みに会うことになりました。
うれしい気持ちとこわい気持ちがない交ぜになったままで出掛けました。
数年ぶりに会う彼女は変わらずうつくしく、いとおしくて、思わず笑ってしまいました。
元気そうね、会いたかったよ、逢いたかったの。
すごくすごく、あなたに逢いたかったの。


遅い昼食を摂ることになり、那覇空港へ向かいました。
「空港がすきなの。わくわくしない?」
するする、何処かへ旅立つ感じ、これからなにかが始まる感覚。
おいしいビールを飲みながら、会いたかったこと、きちんと詫びたかったこと、Kさんのこと、少しずつお話しました。
「コケミドリから電話が来た日の朝にね、コケミドリのことを想い出してお祈りをしたの。その夜に電話が着てね、うれしかったし、ああ、繋がっているんだなあって想ったの」
「今はだいじょうぶなの? こころは落ち着いている?」

そうね、今、すごく楽なんだ。
じたばたしても仕様が無い時は力を抜いて、ゆるりに身を委せられるようになったよ。
あまり、嫌いな人がいなくなった。
少し明るくなったと思う。
すてきなひとたちにたすけられて、わたしは満ちているよ。


なつこなつこ
あなたが言った通り、Kさんがまたふたりを惹き逢わせてくれたのかも知れないね。
あなたが言った通り、わたしもKさんにはすごく感謝しているよ。
そして、Kさんと逢わせてくれたあなたにも、限りない感謝を。


なつこ、わたしはじきにこの島を出てゆくけれど、いつかまた帰ってくるから。
旅立ちの前にあなたに逢えて、話が出来て、本当にうれしかった。
また、いつか。
また逢いましょう。
すべては繋がっているから、何処にいても、何処へ行ってもまた逢えると信じているよ。
それまでどうか、元気でいてね。

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