2005年10月15日
地球を生きる子どもたち。
浦添市美術館で開催されている写真展「地球を生きる子どもたち」を観にゆきました。
19世紀後半から現在まで、200名余りの写真家が記録した世界中の子どもたちの写真を10部門に分け、259点展示しています。
会場にはカップルと家族連れが多く、子どもに写真の説明をする親の姿が目立ちました。
大人に囲まれ働く子ども。こぼれんばかりの笑顔の孤児。防毒マスクを装着し戦時訓練する子どもたち。虐殺された死体の傍をひとり歩く少年。虚ろな瞳の瀕死の赤ちゃん。繁栄を願う麻の葉模様の産着にくるまれた新生児たち。金網の向こうの子ども。
どれも作り物ではない、子どもたちの現実です。
なぜ？ なぜ？と問い掛けてくる写真の中の子どもたちの前で、答えを見つけきれないわたしは途方に暮れてしまいました。
20世紀は「戦争の世紀」と言われましたが、21世紀に入った今も、世界中のあちこちで紛争は絶えず、争う大人たちの間で大勢の子どもたちが犠牲になっています。
また、グローバリゼーションの波が押し寄せる中、富める者と貧しい者の圧倒的な格差の皺寄せは貧困、飢餓、孤児と云う深刻な問題となって子どもたちを苦しめています。
怒り、悲しみ、絶望、怖れ、諦め、子どもたちの瞳に浮かぶ様々な苦しみ。
主催者は開催にあたって「子どもたちに笑顔と希望をとりもどすために」と題し、「これらの写真は、子どものおかれた状況や歴史の真実を見つめることを教えてくれるだけでなく、現実から目をそむけない勇気を与えてくれると確信しています。」と記しています。
誰しも生まれる世界を選べません。
でも、みんなしあわせに生きるために生まれてきたはず。
この子たちの苦しみが希望に変わるように、わたしたち大人はあらゆる知恵と愛を持って接しなければ。
胸に苦しいものが残る、しかし、未来を担う子どもたちに何が出来るか、何をするべきかを考えさせられる意義の有る写真展でした。
子どもは生命
子どもは夢
子どもは希望
子どもは幸福
子どもは鏡
子どもは未来
そして。
子どもは宝。
Posted by ケロンパ at 22:16│Comments(6)
│平和を、祈る。
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浦添市美術館〔沖縄県浦添市〕【ブログで情報収集!Blog-Headline/travel】at 2006年01月23日 08:21
この記事へのコメント
おっ、見にいけたのですね。
この写真展は胸が苦しくなりますが、
目をそらしてはいけない現実を教えてくれました。
みんな苦しむためにこの世界に生まれてきたのではない。
それなららば、今の世界の現状は？
すぐには答えの出ない世界ですが、
辛抱強く、現実から目をそらさず、地球に住む友だちを思い続ける勇気を
持ち続けたいですね。世界は、みんなの思いからできていると思うから。
この写真展は胸が苦しくなりますが、
目をそらしてはいけない現実を教えてくれました。
みんな苦しむためにこの世界に生まれてきたのではない。
それなららば、今の世界の現状は？
すぐには答えの出ない世界ですが、
辛抱強く、現実から目をそらさず、地球に住む友だちを思い続ける勇気を
持ち続けたいですね。世界は、みんなの思いからできていると思うから。
Posted by コトリ at 2005年10月16日 12:39
私の尊敬する大好きな人の言葉を思い出しました。
子供は宝だよ
私達はこの現実をすぐには解決できませんが
知る事が必要だと思います。
子供は宝だよ
私達はこの現実をすぐには解決できませんが
知る事が必要だと思います。
Posted by mika at 2005年10月17日 12:15
本当、子どもは宝ですよ。
最近、親の都合で子どもに虐待したりする人が増えている世の中。
子ども達は、一生懸命生きてるんだ。 そう、訴えたい。
最近、親の都合で子どもに虐待したりする人が増えている世の中。
子ども達は、一生懸命生きてるんだ。 そう、訴えたい。
Posted by 内間人 at 2005年10月17日 16:14
＜コトリさん、いつもすてきな言葉をありがとう。
コトリさんの言葉のひとつひとつにこころが勇気づけられます。
世界がやさしさで包まれて、よりよくなりますように。
そして、祈るだけでなくて、なにか、なにか。
試験前、もの想いに耽る今日のコケミドリ。
コトリさんの言葉のひとつひとつにこころが勇気づけられます。
世界がやさしさで包まれて、よりよくなりますように。
そして、祈るだけでなくて、なにか、なにか。
試験前、もの想いに耽る今日のコケミドリ。
Posted by 苔緑 at 2005年10月18日 22:48
＜mikaちゃん、シンプルな、すてきな言葉ですね。
知らないことは罪だと思うことが多々あります。
たくさんのこどもたち(写真)の前で、自分の無知さ加減を認識せざるを得ませんでした。
だからこそ、行ってよかったと想える写真展でした。
わたしたちはもっと知る必要があります。もっと、もっと、もっと。
模擬試験を控え、知りたいことと知るべきこと(テスト範囲)で頭の中がキャパオーバーな、もっともっとメモリが欲しいコケミドリ。
知らないことは罪だと思うことが多々あります。
たくさんのこどもたち(写真)の前で、自分の無知さ加減を認識せざるを得ませんでした。
だからこそ、行ってよかったと想える写真展でした。
わたしたちはもっと知る必要があります。もっと、もっと、もっと。
模擬試験を控え、知りたいことと知るべきこと(テスト範囲)で頭の中がキャパオーバーな、もっともっとメモリが欲しいコケミドリ。
Posted by 苔緑 at 2005年10月19日 23:34
＜内間人さん、虐待や無関心が無くなって欲しいですね。
たくさん愛情を注いで、大きくなって欲しいな、こどもたち。
模擬試験、規定問題が時間切れで来週の本試験が不安なコケミドリ。
週末、復習ばっちりやるぞ！ 頑張りましょうね。
たくさん愛情を注いで、大きくなって欲しいな、こどもたち。
模擬試験、規定問題が時間切れで来週の本試験が不安なコケミドリ。
週末、復習ばっちりやるぞ！ 頑張りましょうね。
Posted by 苔緑 at 2005年10月20日 23:25
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